川村法子
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DAIGAは、知る人ぞ知るデジタルフォトグラファーである。 年令は不詳であるが、今さらどうなるわけでもあるまいから、野暮な追求はしないでおこう。
彼のプロフィールからは、豊かな環境で育ったちょっとエリートな半生が想像される。
ちょっとだけミステリーな誕生をしたDAIGAは、父親の名前を明かされず、写真を見せられず、
目黒の料亭の女将だった祖母に慈しんで養育された。母親は商売の才長けた人で、また日舞の名取りでもあり、その腕前は名手といわれた「花柳三之輔」の代稽古をつとめるほどであったと聞く。
C`est devenu du bois.
*Jules Supervielle(ジュール・シュペルヴィエル)著
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大平一枝は、現在躍進中のノンフィクションライターである。 彼女のアンテナは無制限に、大胆に四方にはり巡らされているが、決して人様の邪魔にならない。
大平は、公務員であった父親の事情で長野県で生まれ育った。幼少の頃、宴席で酒に酔った地元民が
父親に対して、あながち冗談とはとれぬ口調で「よそもの」呼ばわりするのを聞き憤りを感じた経験をもつ。
しかし、大平とて安穏と平坦な道から作家になったのではなかった。問題意識を持つことが当たり前の感性を
授けられた彼女に、天は正義感というおまけを付けるのを忘れなかった。
プロのライターになった大平は、当時を振り返り、そうした日々が今の自分を支えているし、人生に無駄な事
などひとつもないと気付いたと言う。豊かな人生のための『間』だと思えば、立ち止まることは怖くない。
*大平一枝+高市美佳 著作「真夜中の絆創膏」参照
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