EOS-1Ds Mark III の最高解像感F値 - Distagon 28mm F2.8の場合
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全体画像
右上部分画像「f2.8」 右上部分画像「f4」 右上部分画像「f5.6」 右上部分画像「f8」 右上部分画像「f11」 右上部分画像「f16」 右上部分画像「f22」
以前ここ「デジタルフォト・考」で「1/1.8型300万画素CCD機(QV-3000EX)の実用F値(小絞り限界)」というタイトルで、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)の小絞り限界について考察しました。
写真レンズには色々な収差があり全体の解像感は絞るほど良くなるのですが、『回折』というある限度以上絞ると返って画質に悪影響が出る現象による限界があります。
上記コンデジの実験では開放値F2のレンズで、収差と回折のバランス点でしょうか、F4ぐらいで解像感が最高となりF5.6 - F8と絞るにしたがって解像感は落ちていきました。デジタル一眼レフでは一つ一つの画素がコンデジのそれよりだいぶ大きく回折の影響はあまり考える必要がなかったのですが(画素ピッチという画素と画素の間隔でそれが推定できるのですが、コンデジの画素ピッチが当時で3.4μm今は2μmぐらいに対してフルサイズのEOS 5Dが8.2μmでEOS-1Ds Mark IIが7.2μm)、EOS-1Ds Mark IIIでは画素ピッチは6.4μmとなりAPS-C機のEOS 50Dに至っては4.7μmです。この先まだまだ小さくなるようなのでちょっと考えておいた方がいいと思うようになりました。
まずは使い始めたEOS-1Ds Mark IIIで風景を撮るのに最高解像度を得る絞りはいくつなのかというあたりから思索を進めていきます。
色々な資料をあたった結果、どうやらこの機種ではF11よりちょっとF8に近いあたりで最高解像感が得られると推定しました。以下、テスト撮影画像からの考察です。
手持ちの信頼できるレンズでこのEOS-1Ds Mark IIIの限界解像度を探るということで、ヤシカコンタックスのDistagon 28mm F2.8 MMを使いました。右上隅のビル上部白い部分にはタイルが貼ってあるのですが、それが見分けられるかどうかを基準にすると、F11が最高で以下F8 - F16 - F5.6 - F22 - F4 - F2.8 となり、F2.8とF4は収差の影響でF22は回折の影響だと推定できますが出来れば使いたくない解像感になっています。
このレンズを使うかぎり、F11-F8あたりで最高解像感が得られるのは間違いなさそうで、風景撮影でより深い被写界深度を求めるとしてもF16までにしたいです。
(2008.09.07 DAIGA)